« 十九 美味しい国ベルギーその一 | トップページ | 二十一 美味しい国ベルギーその三 »

2017年5月 1日 (月)

二十 美味しい国ベルギーその二

 フリッツ、ビールとくれば、ムール貝である。

 ムールの美味しいお店は、すぐに先輩方が連れて行ってくれた。よくツアーなんかで行く、グランプラスのムール貝レストランよりも、街中に入ったところの方が断然美味しい。一キロか、一キロ半か、どちらかの量を選ぶと、鍋ごとドカッ!と出てくる。最初見た時は「ムリ!」って思うんだけど、その美味しさに、ペロッと平らげてしまう。白ワイン風やプロバンス風で煮込まれており、ムールを平らげた後は、バゲットをスープにつけていただくとこれが絶品。ちなみにムールは、食べた貝を使って挟みながら食べます。

 それから日本でも有名なベルギーワッフル。フランス語では「Gaufre(ゴーフル)」と言う。

 これは、日本でよく見かけるのが楕円形の、少し厚めのワッフルだと思うんだけど、(リエージュワッフルと言う)私はもう一つのタイプの、ブリュッセルワッフルが大好きだった。四角くて、サクサクしていて軽い。別にワッフル屋さんに入らなくたって、スーパーに売ってる袋入りワッフルを買ってきて、トースターで焼いて食べても大変美味しい。

 でもお気に入りだったワッフル屋さんは、グランプラスから小便小僧に向かう途中にあるレストランで、そこの二階で食べるワッフルは頬っぺたが落ちそうなくらい美味しかった。大きなお皿にドーンと焼かれたワッフルに、フランボワーズや、木苺などのソースをかけて食べる。添えられた生クリームも、軽くてフレッシュ。ソースなしで、粉砂糖をかけてシンプルに食べるのもまた美味しい。ああ、食べたくなってきた。

 それから世界各地の料理も、ベルギーの中にはたくさんの名店がある。

 モロッコ料理の、クスクス屋さん。ちょっと怪しげな地区に足を踏み入れると、それはある。ブリュッセルという街は、一本路地に入っただけで住民層が違ってきたりするのだが、はじめのうちはそれに気付かなくて、平気で危険度が高い地区に歩いて行ってしまったりするので、来て間もない留学生などは要注意である。私は何度か黒人さんたちに囲まれて怖い思いもした。

 で、クスクス料理屋なんだけど、これがまた美味しい店が一軒あって、そこには北島三郎そっくりなモロッコ人のウエイターが居た。日本人たちは密かに「サブちゃん」と呼んでいた。サブちゃんはとてもいい奴で、大皿にドッサリとクスクスを運んできては、「おかわりはどうか?」と訊く。いや、もうお腹一杯だよ!と言うと、「何だ、もっと食べなきゃダメだぞ!」と怒りながらウインクしてみせた。

 クスクスというのは、パスタを粒にしたようなもので、それに野菜や肉で煮込んだ絶品スープをかけて食べる。アニョー(羊)やブフ(牛肉)、プレ(鶏肉)などもチョイスできる。食後には甘い甘いお茶を頼むととても美味しい。久しぶりにブリュッセルを訪れる時、必ず立ち寄るのがこのクスクス料理店である。サブちゃん、まだ元気かな。

 美味しいものの話は、まだまだ続きます。
 

« 十九 美味しい国ベルギーその一 | トップページ | 二十一 美味しい国ベルギーその三 »

ピアニストMama♪ 留学白書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/605244/65222055

この記事へのトラックバック一覧です: 二十 美味しい国ベルギーその二:

« 十九 美味しい国ベルギーその一 | トップページ | 二十一 美味しい国ベルギーその三 »

フォト
無料ブログはココログ